神奈川県道71号(秦野二宮線)

はてなフォトライフデスクトップに、見覚えのあるものの写真が出たのでたどってみたところ、id:gorinovitch さんの一年前の日記に、ねずみ取り(速度取り締まり)の記事を見つけました。(なぜ見覚えがあったかは後で)

県道71号(秦野二宮線)は片側2車線でスピードが出てしまう道です。

参考地図:マピオンBB
写真も見つけました。
http://www.sou-sin.co.jp/stream/doro/doro.html
http://www.shonan-corp.jp/html/30nen.htm
http://roadkawasaki.gooside.com/pr071.htm

地図ではすぐ東側に旧道があるのが見えます。まっとうな道路政策が行われている国ならば、80km/h程度の速度規制が敷かれる道路を建設するでしょう。同じように自動車を使って、同じように自動車時代の道路を建設しているはずなのに、日本では、線形が良いにもかかわらず速度規制が街路並でしかない、片側2車線の新道を建設したのですから、速度違反をする人がいるのは当然です。80km/h程度で走るなと言う方が間違っているのです。ただ、この書き方だと誤解されそうなので厳密な表現でまとめると、その程度の速度で走ってはならない道路を建設した道路行政が間違っている。ということです。

そのために二宮方向の道でよくねずみ取りをやっています。

これではまるで、速度取り締まりをするために道路をつくっているようなものです。



この道路についての簡易な考察(特に新道区間4km)
そもそもの設計がこうであれば

地形的に見て、フランスであれば 構造上ほとんど出入り制限道路に近い対向2車線の90km/h道路で、主要交差点はロンポワンとしたでしょう。その他の国でも交通量が多ければ完全立体交差とするかもしれません。部分的に完全立体化されている歩道付き4車線道路の建設費があったのだから、それほど違わない費用で、完全立体の2車線自動車専用道路とすることができたでしょう。(費用対便益を考えれば多少高くなっても費用対便益比は変わらなく、おそらく実際にはその比は高まります。)


いまから変えるとすると

完全に街路化している区間を除いて、可能な限り以下のようにしたいところ。

  • 速度規制の緩和のために、往復2車線に車線数を削減

おそらく現状は3.25mの車線幅を3.5mに拡幅、十分な中央帯と路肩を確保、平面十字交差点を残すならその無信号化のためにゆとりのある交差点にするための交通島の設置、などのために

  • 交差点のロンポワン化
  • 場合によっては歩行者などの立体横断施設の設置


遅れましたが、見覚えのあるものとは、ルノーメガーヌⅡのメーターパネルです。藤田兄弟の1ヶ月欧州13000km視察旅行の頼もしい相棒は、ルノーユーロドライブを利用して調達した新車のメガーヌⅡだったので、見た瞬間わかりました。この写真は、ロワシーで返す?前のさよならショットです。13000kmにチョット足りないって? バスでの移動や徒歩も含めるとちょうどそのくらいになるのです。悪しからず。