完成度

これまでずっと、「何からどう伝えていったらよいのか」を考えすぎて、道路構造改革のサイトの公開がずれ込んで来ていました。

内容そのものの考えがまとまっていなかった部分もありますが、公開を進めようと思えば1年以上前から可能だった話題もあり、時間の経過と普及のカーブを考えると、失敗したかな、と思いつつも、「やっぱり何から伝えればよいかわからないしな」と思うループに何度も陥っていました。

そうするうち、民主党の高速道路無料化政策、道路公団の民営化など、日本の道路の問題を本質から考える道路構造改革を周知させるための絶好の期が幾度かあったのですが、それを逃してしまったことが残念でなりません。

かなり複雑に絡み合う項目が多いこの情報を、どのようにカテゴライズして、どのような順で伝えて行くのか。いまだに、ベストな方法はわかりません。情報デザインや、情報アーキテクチャという概念で考えられているこのことを、より良く理解してからサイトを構築したいところですが、そんなことをしていたらまだまだ長い時間がかかりそうです。

道路特定財源一般財源化という重要な話題が出てきた今、これ以上そういったことを考えていても先に進まないので、「ゆずれ」という規則をテーマに公開を進めることにしました。

改めてこういったことを思ったのは、近藤さんのCNETのブログ、「50%の完成度でサービスを出すhttp://blog.japan.cnet.com/kondo/archives/002408.html
に触発されたからなのですが、当方の場合は50%に満たない完成度での公開になりそうです。ご勘弁。