スマートではないスマートインターチェンジ「カリスマ店長」を襲った?

宇都宮市今里町の畑で4日、車にはねられた女性遺体が見つかった。
事件に遭われた女性とそのご遺族のいたみと無念を共有したい。


この交通事故(事件)では、かねてから心配していたスマートICの危険が現実のものとなってしまったものかもしれない。その問題を提起したい。


報道では触れられていないようだが、この事故は平成19年4月から運用が開始された上河内スマートICすぐ近くで起こっている。そして、テレビニュースの地元住民へのインタビューでは、スマートインターチェンジが出来てから宇都宮方面へ行き来するための交通量が増えたと話していた。


地元住民が話しているのが事件のあった道路なのか、現地の状況がはっきりしないが、2車線ない農道のようなローカル道路がアクセス道路に使われてしまっているようだ。

写真下野新聞


今回の加害者女性がスマートインターチェンジに向かっていたかは不明だが、いずれにしろ、自動車道をこれほど規格の低い道路に接続することは危険であり、インターチェンジ設置の基準に問題があるのではないだろうか。

・事例:駒寄スマートIC:ここも危険度が高いように感じる。


理想的な設置形態は、国道や主要地方道などに直結していることだ。ただ、こうなると利用がETC搭載車の限られること以外は普通のICと変わらない。

・事例:白川中央スマートIC


少し条件を下げるとしても、アクセス道路は2車線道路で、短距離で国道や主要地方道に接続していることは条件にすべきだ。

・事例:輪厚スマートIC  但し、アクセス道路以外に規格の低い道路の抜け道があるのは良くない。


例外的には、このフランスの事例のように、利用者がインター傍らの町の人に限定されるような場合だけは、特別にローカル道路での接続も認めても良いかもしれない。