年末といえば予算消化の工事…今や?無駄ではない?


先日、夜中に近くの県道を通ると轟音が聞こえたので近づいたみたら、切削オーバーレイ工法による舗装の修繕が行われていて、アスファルトの表層が8cmほど削られ行く様子をしばらく見ていました。


並行する自動車専用道路を利用しない大型車も多く、かなり凸凹になっていたので直って良かったです。


フランスなどの道路で見た限りでは、雨が降ると微妙に凹んでいるのがわかることはありましたが、目立ったわだち掘れはありませんでした。それに比べて、日本の道路では非常に多く見られます。


道路ネットワークにおけるその道路の位置づけから見た舗装の設計基準(厚さ、層の数)が優先で、その位置づけが低いと大型貨物車の通行をあまり考慮しない舗装をしているからなのか、過積載の影響なのか、わかりませんが、莫大な税金を支払っている割にひどいものだと思います。


また、昨今は、自治体レベルでは道路予算が不足しているため、区画線の引き直しが適切に行われず、消えかけていることが多いです。


かつては、予算消化ということで無駄もあったかもしれませんが、今は区画線の引き直しに充てられるなど、そうもいえない感じなので、必ずしも否定されるものではなくなっているようです。ただ、減速路面標示をやたらと増やすなどの問題もあるので、中身の詳細を見直す必要はあるでしょう。


最後にひと言、停止線や外側線、中央線などの重要な区画線の引き直しが、予算消化でようやく行われることは問題です。