カーブ警戒標識に込められている意味


正式には「右(左)方屈曲あり」というこれらの標識。日本では、「速度落とせ」の意味も含まれているようです。西洋諸国などではそんな意味は含まれていません。


日本では、規制速度で走行していれば、難なく曲がることのできる半径のカーブにも、警戒標識が設置されています。そして、「速度おとせ」と書かれていることも少なくありません。


このことから、速度違反者が大勢いることが前提になっていて、その速度では危険なため、「(規制速度まで)速度を落として曲がるように。」という意味になっていることがわかります。


しかし、西洋諸国などでの使われ方を見ると、「しっかりハンドルを切って曲がるように」との意味しか持たされていません。


あたりまえですが、たとえ規制速度で走行していても、道路の線形に合わせてハンドルを切らなければ逸脱してしまいます。だから、警戒をする必要があるのです。


あちらでは、規制速度で曲がれないなら、低い規制速度の標識が一緒に掲示されていますし、確認の意味でカーブ直前までと同じ規制速度の標識が掲げられていることもあります。


つまり、速度に関する標識とカーブ警戒標識とは、しっかりと意味や役割がわけられているのです。


画像提供:National flag & Road sign MT  http://nflagrsign.xrea.jp/