(提案)連休中はETCレーンと一般レーン利用車の車線を手前から分離する。


大型連休などで自動車道の料金所が混雑する度に思うことがあります。

なぜ、混雑期だけでも、料金所のかなり前から、ETCレーン通行車と一般レーン利用車の車線を分けないのだろうか、ということです。

こちら(NIKKEI NET)の写真のように、本線料金所のために道路の幅が広がる部分までは、本線上で一般レーン利用車と混在しているため、ETC装着車も非装着車と同じだけ時間がかかります。ETCならではの利便性が享受できるのは幅か広がった最後の部分だけです。

写真では大した渋滞長ではありませんが、かなりの長さになることもあります。連休中はETC非装着車の割合が増えることも加味して、もし1km手前から分離したなら、例えそれ以上に渋滞したとしても、ETCを装着した人はかなり時間が短縮されます。かといって非装着者が遅くなることはありません。

このような手前からの分離は、本線料金所だけでなくて通常のインターチェンジでも可能な場所はあるでしょう。

国交相などは、ETCの普及を積極的にすすめている様に見えますが、ETCのメリットを示す絶好の時にそのための工夫をしない中途半端さが不可解でなりません。ETCで支払いをされると料金収入が減るため、機器メーカーの利益も考えてほどほどに普及すればよいとでも思っているのでしょうか。

車線を分ける規制の難しさもあって分離できないのかもしれません。もしそうなら、それは日本の運転者の質の低さがもたらす損害です。

国交省ならびに高速道路会社の皆さまには、手前からの分離を是非検討していただきたいと思います。